みなさん、こんばんは😊
今日はアフリカの通貨事情についてのご紹介です。
アフリカと聞くと、通貨については随分と遅れているイメージがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、東アフリカに位置するケニアでは
日本よりも遥か以前に、「M(エム)ペサ」という独自のデジタル通貨が普及し流通しています。
Mペサとは、モバイル送金・決済サービスができるシステムであり、銀行口座の代わりに携帯電話を使ってお金のやり取りを可能にするサービスです📱
2020年現在、人口約4,800万人のケニア国内で約3,200万人のユーザー数を獲得しているそうです。
なんと、
約7割近くの国民がデジタル通貨を使用しているという状況です。
さらに、そのユーザーの広がりはケニア国内に留まらず、近隣の東アフリカ諸国やヨーロッパでも急速に進んでいます
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ケニアでは公共料金や教育費などの支払いから、給料の受け取りまで今やM-PESAで賄われています。にわかに信じがたい話ですが、M-PESAではなんとケニアのGDPの約5割を超える金額が動いています。
引用元:『M-PESA(エムペサ)』が面白い!http://gaiax-socialmedialab.jp/post-28328/============
ちなみに、我が日本のキャッシュレス普及率はPAYやカード、電子マネー全てを合わせても2020年現在、約20%ほどです
ケニアのMペサの普及率がいかに高いか分かりますね。
ケニアといえば、マサイ族も有名ですが、マサイ族も、もちろんMペサを利用しているそうです
参照元:マサイ族も「スマホ決済(モバイル決済)」を活用しているのか聞いてみた https://rocketnews24.com/2020/12/24/1443354/
日本では、他国に比べて銀行システムが地方まで整っており、銀行数も多いため、これまでは、他国に比べて便利なインフラが構築されていました。
また、偽札や犯罪が少ないことも現金至上主義が根付き、キャッシュレス社会が拡大していかない要因とも言われています。
しかし、アフリカだけではなく、世界中で通貨や決済についてのシステム革命が起こっている現在、
すでに、日本はキャッシュレス先進国ではなく、キャッシュレス後進国に位置付けされている事実も受け入れなければならない時代が来ています。

